2014年10月21日 中建日報|歴史的施設の鉄筋検査|定例サロンで結果報告 | プレス情報 | 広島県コンクリート診断士会

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2014年10月21日 中建日報

歴史的施設の鉄筋検査|定例サロンで結果報告

2014年10月21日 中建日報 広島県コンクリート診断士会(米倉亜州夫会長)による第16回定例サロンが15日、広島市中区堀川町にある新地サロンで開かれ、会員約30人が出席した。
 サロンは、会員の技術向上と親睦を目的に2カ月に一度開催している勉強会。今回は(株)リョーキ営業統括本部から講師を招き、「歴史的コンクリート施設の鉄筋調査結果報告」と題して、8月に同社らが実施したコンクリート施設の電磁波レーダー法による配筋調査結果などに関する報告がなされた。
 調査対象のコンクリート施設は歴史的、文化的価値が高いものの、竣工当時の設計図面などの資料が現存しておらず、どのような構造となっているのか不明であった。そこで本構造物の構造基礎データ収集と健全度診断を目的として、最新の電磁波レーダー法による鉄筋探査を実施。調査結果を分析した結果、コンクリート内部の鉄筋配置状態や空洞・空隙などを三次元で把握することができた。
 また、米倉会長からは呉市にある旧海軍の石油タンク施設の調査報告がなされ、古い時代のコンクリートであっても良い十施工がなされていれば現在まで高い品質を維持できる良質なコンクリート構造物を建設することができることが紹介された。
 同会・徳納武使事務局長は「今回のように歴史的な建造物の調査や話題の新技術を紹介する定例サロンは今後も定期開催する」と話しており、次回は12月10日に開催する予定。会員以外の聴講も連絡があれば無料で開放する。開催情報などは同会のHP(http://h-cd.jp/)で公開している。
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