第3回コンクリート探偵会を開催 | 広島県コンクリート診断士会

「第3回コンクリート探偵会」を開催

(広島県コンクリート診断士会)

平成27年9月9日(水)に第3回コンクリート探偵会が開催されました。

広島県コンクリート診断士会(米倉亜州夫会長)による「コンクリート探偵会」と第20回定例サロンが9日、広島市内で開催され、会員約30人が出席した。
「コンクリート探偵会」は、会員有志で編成するコンクリート診断チーム(コンクリート探偵団)が、市内のコンクリート構造物を見て回り、コンクリートに関する謎解き(コンクリート診断)をするもので今年4月に続き3回目。今回は探偵団員9名で、米倉亜州夫会長、鈴木智郎副会長(案内人)ととも広島平和公園周辺の7施設を見て回り、その診断結果を定例サロンで発表した。
今回の謎解き対象は、原爆慰霊関連のモニュメントが7施設中5施設で、これらを今後とも長期にわたり維持管理して行くための課題を明らかにしようというのが伏線となった探偵会となっていた。そのためサロンでの探偵団の診断発表でも、広島を代表する平和モニュメントの劣化進行を止めるためにどんなことが求められているかという観点での意見が多かった。また、「広島市医師会原爆殉職碑」(通称:祈りの手、管理:広島市医師会)は原爆によって殉職した医師、看護師等の医療従事者や、みずから被災しながらも医療救護活動をしたために亡くなられた方々を慰霊するために1960年に平和大通りの緑地帯に建設されたもので、説明版を見て初めて原爆投下時に医療関係者が疎開を禁止されていた(「防空業務従事令書」)ことを知ったという会員もいた。これを含め劣化が目立ち始めた平和モニュメントの管理に会として協力して行こうという方針が出された。
案内人となった鈴木副会長からは、「平和公園の原爆死没者慰霊碑も1952年建設当初はコンクリート製であったものが、その後1985年御影石に取り換えられている。劣化によって更新されたかは不明であるが、コンクリート製でも品質管理と維持管理によって長く保てることを、このような企画を通じて広めて行きたい」との発言もあった。

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