広島県コンクリート診断士会 第50回定例会
日 時:2022年10月11日(火) 15:00~17:00
場 所:広島工業大学広島校舎 501号室
参加人数:30名
プログラム
15:00~15:05 開会挨拶 十河 茂幸 会長
15:05~17:00 特別講演
演題:セメント・コンクリートの環境影響とカーボンニュートラルへ向けて
講師:広島大学 大学院先進理工系科学研究科 教授
河合 研至 先生
賛助会員企業の技術紹介 株式会社MASUDA を予定
・新型コロナウイルス感染症の予防対策をとっての開催としました。
「セメント・コンクリートの環境影響とカーボンニュートラル」と賛助会員の技術紹介
会長 十河茂幸
2022年10月11日(火)15時から、「セメント・コンクリートの環境影響とカーボンニュートラルに向けて」と題して、広島大学大学院先進理工系科学研究科の河合研至教授により、特別講演が行われた。会場は、広島工業大学広島校舎で約30名の参加で、内容の濃い解説のあと、質疑応答も含めると90分を超える議論があった。
特別講演の内容は、セメントが二酸化炭素の排出をしているので、それを削減する努力が必要ではあるが、環境への影響は二酸化炭素だけではなく、NOx(窒素酸化物)やSOX(硫黄酸化物)、ばいじん等も考慮しなければならないことを詳細なデータをもとに解説された。
また、各企業がカーボンニュートラルを推進するために対応しているが、環境への影響を考えながら、コストも考慮しなければならず、今後の研究に期待したいとの説明があった。なお、セメントを生産する際に廃棄物を有効利用している点について、セメントをカーボンニュートラルの観点から削減すると産業副産物が産業廃棄物になる可能性も示唆され、解決しなければならない課題が多いとの説明であった。
賛助会員の株式会社MASUDAの桝田隆社長から、2液混合型注入工法の「ミクスグラウト」について紹介があり、漏水を止める技術をデモや施工時のビデオを含めて説明がなされた。従来工法より、適当範囲が広く、耐久性もあり、時間が短縮できるメリットがあるとの説得力のある説明で、質疑応答も活発に行われた。
開会に先駆け、十河茂幸会長の定例会第50回の節目の特別講演であると挨拶がなされ、司会の江良和徳理事から、次回の定例会が12月7日(水)広島校舎の201号室で開催予定であるとの紹介があり、閉会となった。
15:00~15:05
開会挨拶 十河 茂幸 会長
司会進行 江良和徳[極東興和㈱補修部部長]
15:05~16:00 特別講演
演題:セメント・コンクリートの環境影響とカーボンニュートラルへ向けて
講師:広島大学 大学院先進理工系科学研究科 教授
河合研至 先生
16:30~17:00 賛助会員企業の技術紹介
演題:二液混合型注入止水工法「ミクストグラウト」
講師: 株式会社MASUDA
代表取締役 桝田隆 氏
受付
福德技研㈱ 神田彩織
極東興和㈱ 森