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広島県コンクリート診断士会  特別講演「小規模橋梁の点検・補修」  第53回定例会開く

広島県コンクリート診断士会(十河茂幸会長)は12日、第53回となる定例会を広島市中区で開催。特別講演では広島県土木協会の甲斐英樹研修担当監が「小規模橋梁の点検と補修工事について」を披露するなど、会員の技術向上が図られた。
 定例会は、技術向上や情報交換などを目的に2011年の設立以来、隔月で継続開催しているもので、この日も約30人が聴講に訪れた。
 冒頭のあいさつに立った十河会長(近未来コンクリート研究会)は、講演内容を簡単に紹介したのち、「コンクリート診断士は全国で約1万4600人、広島県でも486人と徐々に増えてきているが、その割には参加者が少ない。本日の内容も非常にためになると思うし、良い会なので周りの方もお誘いの上で大いに参加してほしい」と呼びかけた。
 特別講演の中で甲斐氏は、市町の土木担当職員を対象に実施している現地研修会などの活動内容を説明したほか、十河会長らの協力で作成し、予算・人員不足などの課題を抱える市町管理の小規模橋梁に特化した診断・補修の流れなどを実際の補修事例を用いて詳しく解説。
 このほか、賛助会員企業の技術紹介の時間も設けられ、太平洋コンサルタント営業統括部の高橋英孝氏が「RFID構造物診断技術Wimoの活用事例」と題し、コンクリートに鉄筋を模したセンサを埋設することで、ICタグを通じて「ひずみ」「温度」「腐食」などの情報を無線で把握するシステムなどを説明した。
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