2023/10/24広島県コンクリート診断士会 髙口企画官が特別講演 第55回定例会開く
広島県コンクリート診断士会(十河茂幸会長)は18日、第55回となる定例会を広島市中区で開催。この日は中国地方整備局道路部の髙口敏弘道路保全企画官が特別講演「最近の道路メンテナンスの動向」を披露し、約40人の会員が熱心に聴講した。
定例会は、会員の技術向上や情報交換を目的に隔月で開催しているもの。時節に応じて毎回テーマを変え、2011年の設立時から継続している。
冒頭のあいさつで十河会長(近未来コンクリート研究会)は、「ご存知の通りコンクリート構造物の予防保全は簡単な状況ではないが、本日の特別講演は適切な予防保全に向けて大いに参考になると思う。良いアイデアがあればぜひお寄せいただきたい」と呼びかけた。
演壇に立った髙口企画官は、24年度概算要求の状況や道路メンテナンス年報、中国地整における橋梁の損傷状況など道路メンテナンスを取り巻く状況を紹介したほか、予防保全への転換、新技術の活用などについても詳しく解説。市区町村の課題を受けて取り組む「地域インフラ群再生戦略マネジメント」や定期点検の改定に関する動向、今後の方向性についても言及し、約2時間に渡って熱弁をふるった。