2026年06月02日 中建日報  5県コンクリート診断士会  軍艦島試験施工経過など共有  十河氏が土木学会・吉田賞に  | プレス情報 | 広島県コンクリート診断士会

2026年06月02日 中建日報  

2026年06月02日 中建日報  5県コンクリート診断士会  軍艦島試験施工経過など共有  十河氏が土木学会・吉田賞に 

2026年06月02日 中建日報   5県コンクリート診断士会  軍艦島試験施工経過など共有  十河氏が土木学会・吉田賞に  | 広島県コンクリート診断士会
 5県コンクリート診断士会
 軍艦島試験施工経過など共有
 十河氏が土木学会・吉田賞に 

 広島県コンクリート診断士会(竹田宣典会長)など中国5県のコンクリート診断士会は5月29日、2026年度の情報提供会を開催し、5県の診断士会会員ら約70人が参加。「軍艦島における塩害補修への取組み」を披露した広島の江良和徳副会長をトップバッターに各会の代表者が順に登壇し、コンクリートの維持管理のための取組みに関する最新知見を共有した。
 情報提供会は、情報共有や交流などを目的に毎年各県の診断士会が持ち回りで開催しているもの。主催者あいさつで竹田会長(広島工業大学)は、「今年度から5年間の国土強靭化実施中期計画においても、コンクリート診断士は非常に重要な役目を果たすことが予測されるが、現在はご存知のように人手不足。今回のような機会を通じて経験を伝え、情報共有を図ることが必要だ。ぜひとも活発なご議論をお願いしたい」と呼びかけた。
 広島の発表で江良副会長は、長崎県の軍艦島(端島)の著しい塩害環境を利用して実施している供試体暴露試験や70号棟を対象とした試験施工の取組内容を説明し、亜硝酸リチウムによる表面含浸、表面被覆、ひび割れ注入、内部圧入など比較結果のほか、参加企業による様々な塩害補修工法の試験施工の経過を解説。
 岡山県の増田智彦会長(エイト日本技術開発)は、「岡山県橋梁点検マニュアルの改定と新技術・点検支援技術の紹介」、島根県の松浦寛司会長(同)は「島根県コンクリート診断士会トピックス2026」、鳥取県の藤原宙貴氏(やまこう建設)は「橋梁補修・補強工事での事例・ギモン等」、山口県の瀬原洋一会長(トキワコンサルタント)は「老朽化橋の対処について」をテーマにそれぞれ活動内容を紹介した。
 また、広島県コンクリート診断士会の前会長を務めた十河茂幸氏(近未来コンクリート研究会)が土木学会の吉田賞(25年、研究業績部門)を受賞したことも報告された。同氏が大林組から広島工業大学教授を経て現在に至るまで手掛けてきた「コンクリートの製造と施工における品質向上に関する研究」に関する実績が評価されたもので、十河氏は「個人というよりチームでの賞だと考えているが、受賞させていただいたことは本当に光栄。皆様のご協力に感謝を申し上げたい」と述べた。
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