2023/04/12 第53回定例会を開催いたしました。  | 広島県コンクリート診断士会

広島県コンクリート診断士会 第53回定例会

日 時:2023年4月12日(水) 15:00~17:00

場 所:広島工業大学広島校舎 501号室

参加人数: 30名

15:00~15:05 開会挨拶 十河 茂幸 会長
15:05~16:25 特別講演 
        演題: 「小規模橋梁の点検と補修工事について(取組み紹介)」
        講師: 一般社団法人広島県土木協会 研修担当監  甲斐 英樹氏 
16:30~17:00 賛助会員企業の技術紹介
  講師:  株式会社太平洋コンサルタント
          

考察:広島県コンクリート診断士会 第53回定例会の開催

代表 十河茂幸

2023年4月12日(水)15時から、広島県コンクリート診断士会の第53回定例会が広島工業大学広島校舎で開催された。
開会に先駆け、十河茂幸会長から、2023年4月現在のコンクリート診断士登録者数は全国で14,623名となり、広島県は486名で、官は36名、コンサルタント169名、建設会社162名が登録されている。多くのコンクリート診断士の皆様の定例会への参加を望むとの紹介後、本日の予定である一般社団法人広島県土木協会の研修担当監甲斐英樹氏と賛助会員太平洋コンサルタントの高橋英孝氏を紹介した。
今回の特別講演は、「小規模橋梁の点検と補修工事について」と題して、まず広島県橋梁定期点検要領を紹介され、国土交通省の品確法に基づく担当技術者の要件に、点検及び診断の分野で担当技術者にコンクリート診断士が明記されていることが紹介された。さらに、橋梁の点検・診断の実施事例がビデオを交えながら解説され、劣化の予測には、劣化因子の浸入の予測が重要で、そのためには中性化の進行や塩化物イオン量の測定が重要であるとの考えにより、尾道市の点検事例をデータとともに説明された。また、点検・診断結果をもとに簡易な補修を実施したことが紹介された。簡易な点検と補修により、予防保全段階で安価に対応することが予算の削減と多くのインフラの延命化につながることを強調され、予定の時間を超える熱の入る講演であった。
賛助会員の太平洋コンサルタントの高橋英孝氏からの技術紹介では、センサ機能付RFID(ICタグ)で、Wireless Monitoring System(WIMO)として商品化しているRFIDひずみ計測システム、RFID腐食環境検知システム、IC[タグを内蔵したモルタルスペーサの技術紹介があった。近年のコンクリート構造物の点検に使える技術として、実構造物への適用事例が大変参考になった。
最後に、司会の江良和徳理事より、次回は6月23日(金)に総会が開催される予定で、特別講演として大阪・関西万博におけるSDGsを浅沼組の山﨑順二氏に紹介していただけるので、多くにご参加をお待ちするとの説明があり、閉会となった。


考察:広島県コンクリート診断士会 第53回定例会の開催

十河茂幸 代表

2023年4月12日(水)15時から、広島県コンクリート診断士会の第53回定例会が広島工業大学広島校舎で開催された。
開会に先駆け、十河茂幸会長から、2023年4月現在のコンクリート診断士登録者数は全国で14,623名となり、広島県は486名で、官は36名、コンサルタント169名、建設会社162名が登録されている。多くのコンクリート診断士の皆様の定例会への参加を望むとの紹介後、本日の予定である一般社団法人広島県土木協会の研修担当監甲斐英樹氏と賛助会員太平洋コンサルタントの高橋英孝氏を紹介した。
今回の特別講演は、「小規模橋梁の点検と補修工事について」と題して、まず広島県橋梁定期点検要領を紹介され、国土交通省の品確法に基づく担当技術者の要件に、点検及び診断の分野で担当技術者にコンクリート診断士が明記されていることが紹介された。さらに、橋梁の点検・診断の実施事例がビデオを交えながら解説され、劣化の予測には、劣化因子の浸入の予測が重要で、そのためには中性化の進行や塩化物イオン量の測定が重要であるとの考えにより、尾道市の点検事例をデータとともに説明された。また、点検・診断結果をもとに簡易な補修を実施したことが紹介された。簡易な点検と補修により、予防保全段階で安価に対応することが予算の削減と多くのインフラの延命化につながることを強調され、予定の時間を超える熱の入る講演であった。
賛助会員の太平洋コンサルタントの高橋英孝氏からの技術紹介では、センサ機能付RFID(ICタグ)で、Wireless Monitoring System(WIMO)として商品化しているRFIDひずみ計測システム、RFID腐食環境検知システム、IC[タグを内蔵したモルタルスペーサの技術紹介があった。近年のコンクリート構造物の点検に使える技術として、実構造物への適用事例が大変参考になった。
最後に、司会の江良和徳理事より、次回は6月23日(金)に総会が開催される予定で、特別講演として大阪・関西万博におけるSDGsを浅沼組の山﨑順二氏に紹介していただけるので、多くにご参加をお待ちするとの説明があり、閉会となった。


2023/04/15 第53回定例会を開催いたしました。  | 広島県コンクリート診断士会
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